貧困家庭の実態

増え続けている貧困家庭。仕方なく貧乏やっているのです。

小学校教師が語る「貧困家庭」のリアル

   

知人の旦那様が小学校の教師をしており、
新任直後に体験した「貧困家庭」のリアルを
語って頂きました。

貧困家庭を救うことができる教師などいない

首都圏で公立小学校の教師をしています。

正直な話、私は普通に親に学費を出してもらって塾に行き、
普通に大学に行かせてもらうという生活してきたので、
貧困家庭についてイマイチ実感が湧かないまま
教師になってしまいました。

そして私の初配属は比較的裕福な地域の小学校でした。
自分の家庭環境に似た子供達と一緒に、私のかつての
小学校生活と重ね合わせながら楽しく5年間を過ごしました。

次に配属された学校は貧困家庭が多い地域でした。
噂には聞いていましたがここまで酷いとは、と絶句しました。
同じ市内に住んでいても地区で全く家庭環境が違うのです。
最初に配属された学校とのギャップに驚きを隠せませんでした。

2番目の学校は、片親か、両親揃っていても親としての責任を
果たしていない機能不全の家庭がほとんどなので、
子供たちのほとんどが情緒不安定。人は生まれながらに平等だと
言いますが、そんな言葉は嘘なんだと身をもって実感しました。

勉強どころの話ではありません。私は勉強を教えに
学校に行くわけではなく、ただただ生徒たちが少しでも
普通の人間に近づく為のお手伝いをするために
学校に行っていた感じです。

子供だけでなく親も酷い。
本当に同じ人間なんだろうかと思うほどの
話の通じなさに絶句しました。

貧困だからこうなったのか、こうだから貧困家庭に陥ったのかは
よくわかりません。
子供達には口が裂けても言えませんでしたが、
きっとこの先宝くじでも当てない限り、
子供達がこの貧困の連鎖から抜け出せないのは確かでした。

そう考えると哀れに思えてきて、自分にできることは
何かと考えていましたが、貧困の連鎖から引き上げるために
頑張っても結局親たちに阻止されるのです。

そうやって結局、大きな問題が起きずにこの学校での
自分の任期が終わればいいやと思うようになりました。

私だけではありません、他の若い先生も同じです。
夢と希望を持って子供達に接しどうしかしたいと動いても、
結局自分ではどうにもならないと挫折し、
夢破れる先生が大勢いました。

生徒たちの家庭が貧困にならないように
できる教師などいないのです。

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