貧困家庭の実態

増え続けている貧困家庭。仕方なく貧乏やっているのです。

子供を9歳で亡くした母親

      2015/10/31

子供を失う悲しみ

2012年に9歳の息子が殺された母親がいました。
殺したのは旦那、つまり子供の父親でした。

旦那は酒乱でした。
ろくに働かず、飲んだくれの日々。
この夫婦は2011年に離婚していました。
母と子は2人でひっそりと暮らしていましたが、
数ヶ月に一度、元旦那が訪れるのでした。
訪問の理由は、金の無心です。

男は普段はおとなしいのですが、
酒を飲むと大声で叫び、家具や食器などを投げつけます。
2012年の夏の雨が降る日、母と子が住むアパートに
元旦那が来ました。
いつもなら、近所迷惑だし早く帰ってもらいたいから
お金を渡すのですが、自分たちの生活にも支障をきたすので、
この日は頑として金を渡しませんでした。

これに怒った元旦那は2人に向かって食器を投げつけました。
このとき、大きめのどんぶりが9歳の息子の頭にあたってしまったのです。

すぐに救急車を呼び、緊急手術をしましたが、
当たり所が悪くわずか9歳で帰らぬ人となってしまったのです。

自分を責め続ける日々

この母親は今でも自分を責め続けているといいます。
あのときお金を渡していれば、
旦那が来たらすぐに警察を呼んでいれば、
子供を外に出していれば、

後悔しても息子は帰ってこないのです。
この母親は何も悪いことはしていません。
完全に男が悪人なのです。

しかし、子を守ってあげられなかった後悔は
一生消えないのでしょう。

貧困家庭は自業自得ではない

貧困家庭を作ったのは自業自得だという人もいます。
たしかにそうかも知れません。
しかし、自分の力ではどうしようもない
抜き差しならない状況と言うのも存在するのです。

避けられない状況に追い込まれていない人は、
軽い気持ちで「自業自得」という言葉を使います。

だけど、そんなに簡単に言ってはいけない言葉なのです。

誰でも貧困になりたくてなっているわけじゃない。
前を向いて歩こうとしても、反省を繰り返しても
明るい未来が訪れない人たちもいるのですから。

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